2020/7/2
セクハラ訴訟 田原本町争う姿勢
田原本町の元職員の女性が、上司だった男性からセクハラ被害を受けていたのに町は適切な対処を怠ったとして、町に対し、およそ600万円の損害賠償を求めている裁判が始まり、町側は争う姿勢を示しました。
訴えによりますと、田原本町防災課の元職員の女性は、上司だった男性に3年前から性的関係を強要され、その後、PTSD=心的外傷後ストレス障害を発症して、去年12月、退職を余儀なくされました。
しかし町は、セクハラを把握して男性を懲戒処分し、それを公表すべきだったのに、それらを怠って男性の自主的な退職を認めたうえ、事実を口外しないよう女性に命じて隠蔽したなどとして、町に対し、慰謝料など590万円余りの損害賠償を求めています。
2日は、奈良地方裁判所葛城支部で1回目の口頭弁論が行われ、町側は争う姿勢を示しました。
田原本町の森章浩町長は「働きやすい職場環境づくりに取り組んできた中、民事訴訟をされたことは誠に遺憾です。法廷の場で、誠心誠意説明をしていく所存です」とコメントしています。
NHK奈良
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20200702/2050004692.html
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